ヤムチャンさんの映画レビュー・感想・評価

ヤムチャン

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エクソシスト/ディレクターズ・カット版(2000年製作の映画)

3.3

今更ながら、悪魔に取り憑かれた少女と神父さまの葛藤、先進医療か除霊かいかにしてリーガンを元に戻すかに悪戦苦闘する物語を目の当たりにした。70年代らしいホラー映画の金字塔。

アンダーカレント(2023年製作の映画)

3.4

絶妙な人付き合いの上でリリーの「人をわかるってどういうこと?」がずっとコダマする。何を明かして何を偽るか、それは相手のためなのかまるで水底の澱をみているかのよう。

名探偵コナン 紺青の拳(2019年製作の映画)

2.6

京極真が謎にオーラに包まれた時、覚醒、格闘漫画になる。

名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

3.6

思っていたよりだいぶ面白かった。組織の関係がだいぶ入り乱れており、その関係性を追いながら本筋を観れるのは大人顔負けの太シナリオ。もうすぐ真実はバレるギリギリをアニメで攻めるコナンシリーズの続きが気にな>>続きを読む

リトル・モンスターズ(2019年製作の映画)

3.8

こんなに遅くてゆるいゾンビ映画は新鮮。
愉快な遠足と下品な大人とゾンビサバイバル映画が隣り合わせに成立している組み合わせ、最高かよ。

正欲(2023年製作の映画)

3.0

最近話題の多様性ねぇ、、ガッキーが他の演者の個性を掻き消す存在感になり過ぎている。もう少し個々の「シコウ」に踏み込んで欲しかったけど尺の問題か。
ややもするとデリケートなテーマになり過ぎるため、良作か
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市子(2023年製作の映画)

3.7

市子を演じた杉咲花の空洞感は素晴らしい。
彼女が失踪してから市子の壮絶な半生を追っていくストーリーがなかなかにしんどい。未戸籍で生きていくということを選ぶ事は可能なのか、誰とも関わらず生きていけると突
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欲望のバージニア(2012年製作の映画)

3.2

禁酒法時代の酒の密造史実のお話。
取締官のレイクスとの確執復讐劇、ボンデュラント兄弟は死なないと。フォレスト役のトム・ハーディの迫がありすぎて渋くて困る。

容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

3.6

久々に再鑑賞。やはりガリレオシリーズはこの作品が重厚感があって面白かったと思う。
天才数学者の石神の最愛を謳うエンディングも良き。トリックの謎解きにも個人的な感情が挿入される事で割り切れなくて、哀愁す
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沈黙のパレード(2022年製作の映画)

3.3

嘘と沈黙。黙秘って使い道ね。結局のところ複数人による多層的な視点ズラしで真実を曖昧にするお決まりの手法。湯川がそれを推理し解説。
豪華キャスト勢で固めたが、容疑者〜と見比べるとそれぞれ歳をとったなと感
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四月の永い夢(2017年製作の映画)

3.6

街並みも生活も淡い物語。喪失からの解放と続いていく日常。きっかけはどうあれ、きっと最期は前を向ける。

マグニフィセント・セブン(2016年製作の映画)

3.2

脛に傷をもった7人の猛者たちがとある田舎町を命を賭して救う西部劇。みんなそれぞれ一芸に秀でていても多勢に無勢か、ガトリングガンの前には。漢臭ささがプンプン薫ります。
イーサン・ホーク演じるポジティブな
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怪物(2023年製作の映画)

4.0

非常に重たい見応え。シングルマザー、事勿れ、小学生の教育やいじめ、友達付き合い等の子どもを取り巻く環境の変化を様々な視点から炙り出す怪物とは何だったんだろう…。

バービー(2023年製作の映画)

2.6

バービー人形の世界観を描いているとは思うけど、それぞれの主張やフェミニズム論となると少し面倒くさいと感じた。ちょっと喧しい御伽話。

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.8

意識高い系への皮肉にミンチにされる。
核心に触れようとすればそれはまた霧散するブラックユーモア。

劇場版 アーヤと魔女(2020年製作の映画)

2.2

フル3DCGアニメでなめらかな作画ではあるが、主人公のアーヤが自我強めな女の子で物語を進めていくが、メッセージ性、ファンタジー感が極薄で何を観たんだろう?ってなってしまう。弟子はかわいい。

静かな雨(2020年製作の映画)

3.2

雨をピアノの音で表現している様が時間をゆっくり進めてくれる。背負う覚悟を不器用なまでにとにかく太賀の笑顔が良い。

七人の侍(1954年製作の映画)

4.0

今更ながら初見。この作品が70年も前に製作されたと思うとやはり映画史に燦然と輝く時代劇であったと言わざるを得ない。白黒ではあるが迫力のある映像は否が応にも物語に引き込まれる。助ける農村という狭い設定の>>続きを読む

ホーム・アローン2(1992年製作の映画)

3.1

再鑑賞。ひょんなことから今度は大都会ニューヨークを舞台に脱走してきた因縁のコソ泥二人組と空き家を利用して大暴れ。前半は高級ホテルで傍若無人のひと騒動、後半は小悪党撃退のいたずらコメディ。キジバトが効い>>続きを読む

ホーム・アローン(1990年製作の映画)

3.1

再鑑賞、コソ泥とお留守番坊やの対決で贈るとってもアメリカンなクリスマスホリデー。幼少期に観たことで遊び心には色々と思うところはあったが、実に色褪せないコメディ映画。
マコーレ・カルキンの怪演よ。

生きる(1952年製作の映画)

3.8

生きるというのは死を意識したところから始まる。故人がどういう気持ちで生きていたかなど、他人にはわからない。同僚、家族でさえも。葬式の席で故人への想い想いが飛び交うが誰も的を得ない。
ナレーションベース
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

3.2

ひとは孤独ではないということを暗に示した世界を鏡の中の孤城で気づいていく成長物語。ファンタジーの世界ではあるが、集められた同世代というシチュエーション下でも、やはり人間関係って希薄になっているのだろう>>続きを読む

やがて海へと届く(2022年製作の映画)

3.6

身近だった人が突然いなくなる喪失、終始死者と向き合えるか。原作は未読だけど、小説のようなシーンの繋ぎ方は小難しい邦画特有の文脈読み取りが多少必要。余白がある分、考えさせてくれるから岸井ゆきの演じる真奈>>続きを読む

50/50 フィフティ・フィフティ(2011年製作の映画)

3.0

ガンという闘病において、死に直面した時、周囲の無条件に愛を与えてくれる人の大切さに気づかせてくる。前夜、手術室へ向かう不安ボルテージが最高潮の親友・親子の会話は照れくさいけど伝えられない後悔を残すより>>続きを読む

ザ・キラー(2023年製作の映画)

2.2

これまでにない凄腕の殺し屋。
まさかのミッション失敗と心の声をずっと聞かされた末に実は完璧な仕事人ではなかったという人物をスタイリッシュな映像とザ・スミスの音楽にのせて届きました。
監督にしてはいつも
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エイリアン4(1997年製作の映画)

3.4

再鑑賞。3で終焉したかと思われたエイリアンとのバトル延長戦。シガニーウィバーがクローン8号として少し老けて再登場。
エイリアンは初期の衝動より知能的になり、フルCGにより水中も泳ぐし滑らかに動き回る。
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エイリアン3(1992年製作の映画)

3.5

再鑑賞。デビット・フィンチャー版エイリアンはまず、大胆にも前作をリセットするところからチャレンジしている。前回より生存者をリプリーとエイリアンの種だけ存続させて新しい惑星舞台での右往左往。リプリーはコ>>続きを読む

エイリアン2(1986年製作の映画)

3.7

再鑑賞。流石はジェームズ・キャメロン監督。続編さながら前作をアクションエンタメに昇華している。宇宙傭兵ではなくなぜかゴキゲン海兵隊が植民惑星に降り立つのはご愛嬌。一方で主役のリプリーはというとパワーロ>>続きを読む

エイリアン(1979年製作の映画)

3.6

数十年ぶりに再鑑賞したものの物語は今現在観ても耐えうる作品。宇宙船艦内は制作当時の時代感が拭えないが、この内装あってのエイリアンだろうと思う。雑魚キャラも当時勢、緊迫感も当時勢、空気感がきな臭さと共に>>続きを読む

レギオン(2010年製作の映画)

1.8

神が人類に愛想尽かした!?と始まり二人の天使が希望側と絶望側にまわるが何故か舞台が片田舎のダイナーで籠城作戦。どこかでみたことのあるようなシーンの寄せ集め、大風呂敷広げた割にはちんまりした物語。

エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)

3.5

エリザベス・ショウ博士が時空を超えて登場する謎のSF時代背景。細かなディテールがより現代風に未来観を煽るもエイリアンの謎を哲学的に解明しようとする。

プロメテウス(2012年製作の映画)

3.5

コヴェナントを観るにあたり再鑑賞。
エイリアンの起源を探る。
もったいぶってるエイリアンは産まれる迄が衝撃的。

犬猿(2017年製作の映画)

3.0

同性兄弟の嫌な部分を互いに責め合う攻防戦。互いにないものねだりが透けて見えるような。親族という血のつながりの枷が罵り合いに拍車をかける。登場人物4人の設定もまぁ絶妙な具合で毒を吐きまくる。

スネーク・アイズ(1998年製作の映画)

3.2

再鑑賞。デパルマ監督の技巧とニコラスの刑事が当時はワクワクさせてくれてたなぁ。今となっては使い尽くされた技巧でもある。

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