このレビューはネタバレを含みます
観た後で世界の残酷さを叩きつけられる映画。テーマ自体は嫌いではないけど、全体のトーンがそんなにハマらなかった。そういう点では、『ノーカントリー』の方が好み。
各役者の魅力が映画を支えてる感じもするけど、もはや役者の魅力が先行して、そこから期待してしまう演技や映像としての面白さがない分、物足りなさを感じてしまった。
テーマとして面白いもの観たなと感じるのに、振り返ると印象に残るシーンはそんなに多くなかったなという感じ。
テーマの要点は電話の会話でほぼ言っちゃってるし。(「昼寝するわ」は残酷過ぎて笑っちゃった)
クリーンな金持ちの生活シーンとかに見応えを感じなかったのかも。物語以上のことがあんまり画面からは感じないというか。(そこがクールなのかもしれないけど)
バイク首切断シーンと恋人の遺体遺棄シーンは、印象に残ってるけど、それ以上ではない。
サラッとナタリー・ドーマー出てた。