楓花

殺人狂騒曲 第9の生贄の楓花のレビュー・感想・評価

殺人狂騒曲 第9の生贄(2019年製作の映画)
1.3
すっごい微妙。

冒頭(怪しげな古代遺跡・酷いCG)では、あらすじと違いすぎて見る作品間違えたかと思った。
あとパケ中央の黒マント女性は魔術によって呼び起こされた悪魔の類だと思っていたんだけど、降霊術ショーの時の衣装だった…。
ショーが派手な演出をするにつれて盛り上がるショーの観客たち、盛り下がる私。

途中で証人となる人物を銃殺したから警部の相棒を疑ったけれど違ってた。
何で撃ったんだ。
状況的にも撃つ必要なかったと思うんだけども。

それにしても冒頭の状態でよくもまぁ五体満足で元気に生き延びてたよな。
流石にアレは無理だろって犯人候補からは除外して見ていたので、ある意味真犯人から目を逸らさせる効果はあったといえるのか?
最後の生贄が図らずも自分自身になったのは皮肉的と言える。
でも復活を遂げたその先の描写が全くないのが残念。
正直警部とヒロインのラブシーンよりも娘の方が気になったんですけど。
ラブシーンいらないから娘を深堀してください。

というか警部…バスタブに沈められた娘を目にして、更に部下から「これは?」と聞かれているのに「知らん」の一言でスルーするのにはびっくりしたわ。
そんな一言で終わらせて良い状況じゃないでしょうに。
相棒が殺されたときも「空気か」と呟いただけで、自分の相棒を殺されたことへの怒りや憤りはないの?
ちょっと無関心すぎやしないか。
警部よりも余程捜査をしっかりやっていたのに。
というか警部が無能すぎるのか?
ヒロインとヒロインの商売仲間を誤認逮捕したり、ヒロインを助けようとして馬車から振り落とされてそのまま朝を迎えたり…。
寧ろヒロインを見つけたり助けたのって相棒やん。
…あれ?やっぱり警部いらなくないか?←

あと儀式も一貫性に欠ける。
楓花

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