風来のリヨナ

殺人狂騒曲 第9の生贄の風来のリヨナのレビュー・感想・評価

殺人狂騒曲 第9の生贄(2019年製作の映画)
2.1
サブタイが9人殺す宣言してる

この度、警察の努力虚しく発生した第四の猟奇殺人。犠牲者はまたもや美女!今回は心臓が抜き取られ、代わりに五芒星の描かれた卵が収まっていた!わくわく。

この五芒星…巷を賑わす霊媒師リードさんのシンボルにソックリ。警察のセルゲイ氏は取り敢えず彼女の事情聴取…ペテンじゃねえか!ぶち込んどけ!
…ところがこのペテン女が獄中で見るビジョン。これがピタリと6番目の死体の位置を当てたことで、不思議な協力関係が始まって…みたいな。

「『バーフバリ』クリエイターが製作した」とかいう触れ込みに見事に釣られた謎のロシア・ゴシック・サスペンス。これがまぁ…1ミリだってバーフバリな雰囲気も無ければ、特筆する程の何かも無いという結構眠めの映画になっています。大軍に無双する探偵が観てえよ…僕は…

要の霊媒が活きてないというか…ビジョンは全て後手後手だし…怪しすぎるムーブを行う人は本当にただ怪しすぎるムーブをしただけだし…犯人に至っては絶句します。
まさかその一言で済ますつもりじゃ…済ます。
本当に「残念だったなトリックだよ」レベルなので必見…いや…いいです、やっぱり『コマンドー』観てください。

異常に死体がえっちでワクワクしたんですが、それも一瞬のこと。純情な僕は踏みにじられたのでありました。二度と『バーフバリ』の名を口にするんじゃねえぞ…

個人的に気に入ったのは、各々にパーツが抜き取られてる美女たちの死体が並ぶモルグ、ザンギエフです。
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