ノノ

太陽がいっぱいのノノのレビュー・感想・評価

太陽がいっぱい(1960年製作の映画)
4.1
太陽がいっぱいってなんてストーリーに合わない可愛いタイトル。
貧乏な青年トムが金持ちの青年フィリップを殺して完全犯罪を企てる。アラン・ドロンってこんなにかっこよかったっけか!スマートな顔立ちで頭の切れる役にぴったり。その頭の良さとエネルギーがあれば殺人を犯さなくても金持ちになれた気がする。
暑い日差しが降り注ぐイタリアを舞台に、影のある主人公や殺人の暗さが対比になっていて良い。市場を散歩するトムがいろんな魚を目にするシーン、何度も映される笑ったような顔のエイが可愛い。天秤とか切り落とされた魚の頭とかその後のトムの行く末を暗示しているようだった。
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