このレビューはネタバレを含みます
貴族の暮らしや立場に共感出来ない自分にはとても気持ちが悪かった。
冒頭の会食のシーンは、おままごとのような気持ち悪さに胸がゾワっとした。
ただ自分が知らないだけで、この光景は存在するのだろうと思わせるようなリアリティがあった。
作中でも語っていたのだけど、この作品は女性同士が無理な対立を演出しないところが良い。お互いの立場を理解して苦しみを想像出来ているところが心地よかった。
お互いを癒やし合う関係でもない微妙な距離感が良い。
映画を観てから、このタイトルは誰が誰に対しての言葉なのかを考えさせられる。