上映時間232分=3時間52分。(ベンハーか!?いや、ベンハーより20分長い!)
名古屋メーテレが、淵に立つ、よこがおの深田晃司監督とタッグを組んだテレビドラマの劇場再編集版。
森崎ウィン演じる辻君が、土村芳演じる浮世に出会い、想像を絶する泥沼に落ちていく。
「大変だね。辻君はみんなに優しいから。」
「曖昧と無難を繰り返してきた報いよ。」
「人の弱さは見えにくいんだよ。自分の弱さ
となればなおさらね。」
辻君に放たれる言葉が同じ性質を持つ人間には強烈に効いてくる。
優柔不断男と、メンヘラの自己チュー女の自業自得地獄めぐりが、ラストに向けて突然様相を変え、「本気のしるし」に突入する映画的快感!
232分はあっという間に過ぎた。
本気のしるしで観た。