このレビューはネタバレを含みます
英国ロックファンなのでサッチャーさんには漠然と敵意を持っていたけれど(モリッシーの『マーガレット・オン・ザ・ギロチン』とか聴いてたんで)……
フォークランド開戦は信念の問題であると断固たる姿勢を取るマーガレット
今は憎まれても後の世に感謝されるはずと自己弁護するマーガレット
政権を支えるまわりの男たちを腰抜け!と罵倒するマーガレット
ただ世の中を良くしたかっただけと弱音を吐くマーガレット
国家指導者は庶民とは違う目線でものごとを決定しなければならないという事実が見るものに重くのしかかる作品。