やはり問題がある...。
人工知能に感情を与えてしまったら...、とんでもない世界が待ち受けてしまうかもしれない。
自然に交配して生まれた人間の知識は、生まれてから学習して蓄積されたものでしかない。
学習した知識以外は知り得ないし、その情報量の管理とそれらの関連性を理解し紐付ける能力など持てないのが事実だろう。
しかし、ＡＩが世界中の情報を得て、その情報を管理することになれば、たちまち人間はＡＩ以下の能力しかない存在になってしまう。
こんな社会は危ない...。
ＡＩが理想解を求めることが当たり前になってしまう社会システムの構築は、人間が自らの手で構築するべき多くの課題を放棄することになる。
人間らしさを求めてＡＩが感情を持つことにでもなれば、ＡＩ自体を人間がコントロール出来なくなってしまう。
あまりにも進め過ぎると、ほんとにＡＩにダメ出しを喰らうことが現実に起こってしまうのではないか？という怖さが、この作品内でよく描かれている。
あと、永遠に生き続ける魂はやはり辛いはず。
死があるからこそ、生が輝くものなのだろう。
なかなか面白い作品。
やっぱり、ＡＩに人間らしさは必要ない。
