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ウォール 絶体絶命のYSKのレビュー・感想・評価

ウォール 絶体絶命(2019年製作の映画)
2.3
イスラエルからの空爆を受けているレバノンのとある村で、一時停戦の隙をぬって父を助けに村に戻った主人公だったが、長老、父の友人、若い夫婦とともに長老の家に閉じ込められてしまう
見つかれば射殺されるやもしれぬ緊張感の中、彼らは生きのびることができるか…というお話

イスラエル兵たちが長老宅の1階に陣取るも半地下にある主人公らが息を潜める部屋には気がつかず、しかし音を立て声を漏らせば気づかれかねぬ状況の中いかにして敵兵に気づかれぬように過ごすか、というのがお話の肝になるわけですが、雰囲気はそれなりにあるものの緊張感が非常に淡白なうえに登場人物たちにも特にドラマがないため、93分という短めの時間の割に飽きは早いです

このストーリーやシチュエーションはエンターテイメントとして昇華するにはヘビーなうえ、緊張感もドラマ性もなければ作品としては見られたものではないかなあという印象
とはいえですね、すぐそこに敵がいて、いつ殺されてもおかしくないという世界が現実にあるということだけは覚えておきたいですね
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