平成2年の男

征途 -英雄へのバトルロード-の平成2年の男のレビュー・感想・評価

2.0
・コテコテのヴィクトリー系、たまに観たくなるが、その周期が巡ってまいりましたので視聴。やりすぎなくらい王道プロットを踏襲しており、モツ鍋のような味わいがあった。エンタメのプロットとしてはメインストーリーとサブストーリー、二つのストーリーを同時進行するのが理想なのだが、本作の場合、三つも四つも走らせていて笑った。

・主人公の生い立ちが明かされた時、登場人物の関係図も当然変わるわけだが、最終的には全員が善人と化する。よくある展開だが、その様相があまりに闇鍋すぎて。。物語の締め方が気になってハラハラしながら視聴していたが、無難にまとめていた。あのカオスとアナーキーを無難にまとめあげた脚本家の力量を高く評価したい。

・わんことのバトルシーンについては動物愛護団体の反応ばかりが気になって集中できなかった。

・脚本の都合で生きていられると困るのだと云わんばかりに、役目を果たした主要人物からサクサクと死んでいくのが印象的であった。