試写会にて
イラク、シリア、レバノン、クルディスタンの国境地帯で3年もの年月をかけて撮影されたドキュメンタリー
戦争に翻弄された人々のトラウマや過去を紐解きつつ、現在の様子を映し出している
題材はとても興味深いのだが、作為的ではないドキュメンタリーのためとにかく静かで風景をじっと撮影するタイプの作品で激しい睡魔との戦いだった。
画は美しく、ポストカードになりそうなハッとさせられるような綺麗なシーンが満載。
生活に入り込み、こんな場所まで撮影できるのか?と驚かされるがそれがこの監督の凄さなのだそうだ。被写体とのコミュニケーションがすごいのだろう。
個人的に好きなのは子供たちを寝かすところだ。こんなシーンはずっと見ていたい。
子供たちの絵に表れるトラウマは胸が痛くなる