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ニューオーダーのkerokeromanのネタバレレビュー・内容・結末

ニューオーダー(2020年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

冒頭〜序盤のこのあと何かが起こる感にはとても期待させられた

だが、全体を通して、一体何を訴えたいのか全くわからず

展開も遅々としているし、不必要だったのでは?と思うことにはたっぷり時間を注いでいるように見えるし、必要なことは描写されていなかったり

U-NEXTの解説部分には経済格差がもたらす社会秩序の崩壊を描いていると書いてあるが、んー、確かに金持ちは不幸になったけど、貧乏人だって不幸になってるわけだし
デモ隊が金持ちに対して蜂起したのを軍が利用した?というのを『経済格差がもたらす社会秩序の崩壊』というのであればその描きたい部分をしっかり描けていたか?と言われると不十分な気がする、少なくとも僕には伝わっていない

やたら名前が出てた判事も特になんだというわけでもなく、金を借りに来るおっさんのくだりもやたら長く、前半やたら出てた緑色もその後何もなかったかのような扱いだし
軍も正直なにしたいんだがわからんしなあ
冒頭のイメージの集合のようなシーンも全くよくわからない

とにかく胸糞を見せておけばいいや感すら漂った
それならそれで面白ければいいけど、エンタメ・娯楽性もないし
不条理、ということを押すのであればもっとやりようもあったように思うし

冒頭の盛り上げ方がクライマックスでそこ以外は終始低調

残念な作品という受け取りでした
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