風来坊

アンノウン・バトル 独ソ・ルジェフ東部戦線の風来坊のレビュー・感想・評価

3.0
第二次世界大戦時、ドイツ軍とソ連軍が激闘を繰り広げたルジェフ会戦を題材にした戦争アクション。ソ連兵、約130万人が死亡したとされる無謀で凄惨な戦いをリアルな描写で綴る。

冒頭の戦闘シーンは非常に臨場感がありました。最早、戦闘能力とか関係なく、生き残るのは運だけのような無謀な特攻作戦がリアルでした。
命令を出す上が大馬鹿で兵士をただの消耗品としか思ってなく、無謀過ぎる任務を命令される最前線の兵士の悲哀は丁寧に描かれています。

そんな事にかまけている場合じゃないのに敵のビラがどうとか…ホントにくだらないですね(# ゚Д゚)
そんな事は今はどうだっていいような、味方同士での諍いや揉め事ばかりが描かれるので、ちょっと変わった戦争映画になっていて好みは分かれると思います。

爆発シーンはCGではなく火薬を使用した本物の爆発で迫力が違います。
特に迫撃砲の爆発はスゴかったです。
戦闘シーンの迫力と臨場感はお金を掛けていて素晴らしいが、ストーリーにはクセがあり個人的にはイマイチでした。
それでも悲愴感を感じるリアルな戦争映画で見応えはありました。

まとめの一言
「バカ中佐」
風来坊

風来坊