トウモロコシ

甦る三大テノール 永遠の歌声のトウモロコシのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

母に連れられ鑑賞。

「競争心が強く当初は拒否していた」と言わていたライバル思考の強いパヴァロッティとドミンゴが、ピアノの演奏が始まった途端にウキウキワクワクして歌い上げる姿に萌えた。指揮者であるズービン・メータのキャラクターあっての調和だったんだろうな。
チャーミングなおっさん3人は、まるで身体そのものが楽器のよう。オペラに全く知識のない私も「オ・ソレ・ミーオ」で大感動!
ニューヨークで3人が「ニューヨーク・ニューヨーク」や「ムーン・リバー」を歌ったらそりゃあ盛り上がるだろうなぁ、と思った。しかしやはりオペラの歌声はイタリア語にピッタリ!演歌歌手のこぶしが演歌にぴったりなように、オペラ歌手のビブラートは重厚でリッチでした。

商業的になったオペラはそれ自体の価値を下げたと言われていたけれど、オペラを含む芸術は関係者のものだけではない。芸術はすべての人のためにあるべき。でも、商業的になった途端につまらなくなるのは常だなぁ......うーんむつかしい。

(gleeのカートがお世話係としてウォブラーズから譲り受けた鳥の名前がパバロッティだったなぁ。なるほど良い名前をつけてもらったね。)
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