このレビューはネタバレを含みます
とても評価が高くて気になってた作品。
仕事に疲れ切って感情がすり減ってしまったカメラマンが、海にもぐりはじめてタコに出会うーーーという始まり方と知らず、自分の今とのシンクロにちょっとびっくり。
海の中の森のうつくしさはもちろんやけど、タコが最後、サメにひきずられて命を終えたとき、人と同じで、一生を終える生き物のうつくしさとそのことへの敬意で、とても不思議な気持ちになった。
生き物は皆とても弱くて、大切で、
つながっている。
「訪問者」ではなく一緒にいることで、
世界が開けることに気づけた、
と彼が言っていたことがとても素晴らしかった。
「これなら作品になるかも」じゃなく、「撮りたい」
透明な気持ちになれる作品でした。