デンマークの小さな町に有名なオペラ歌手が帰ってきたのを機に町の人々のありのままの姿が浮き彫りになる…みたいな話。
町イチ(?)の美少年はメイドに恋するわ、死んだ父は実は…とか、あげくの果てにはオペラ歌手とその美少年の関係になにかある?と噂になったりと。
トマス・ヴィンターベアが描く狭いコミュニティの話はなんだかんだ面白い。
日常を淡々と描いているような映像だけど、所々キツい台詞が入ったり、ハッピーではなかったり。それでもこの人たちはこの少し変わった関係を保ちながら生活している。
そこにまるで「異物混入」のように大物オペラ歌手が投入されて、コミュニティはちょいちょいかき回される。
よくある日常にほんのりスパイス効かせてドタバタも折り込み描いているのが好きだな。