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ある村でのbのレビュー・感想・評価

ある村で(2019年製作の映画)
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監督がかま研ぎながらインタビューに答えるの見てああこれは死神じゃなくて犯人がいますって言いたいだろうなと思った。
実際起こったことらしいし、その上この監督目が怖い

最初の戦争に行かなくて森に逃げ隠れた男たちが死んだのは”死神”のせいじゃなくて現実的に考えたら毒性の植物が原因。
村の人間だから見分けれると思えばそれは間違いでトヌが毒性の植物を知らずに食べようとして女性から注意されるシーンからわかるように植物や果物に関しては奥さんたちの仕事だから夫たちには判別できる知識はなかったんだろう

戦争から逃げてしかも勝手に毒性のものを口にして死んで遺体になって帰ってきましたなんて奥さんたちの気持ちを考えればいたたまれない。きっとその中の村の誰かが男という生き物に絶望して次の代の男も殺すことに決めたということは想像できる。まあミサンドリスト的な
でも殺したくても子供のうちは可哀そうだからやれない
それに下手に殺したらばれるので特定の年齢に達したところで事故死したように見せていけば村の迷信深さから簡単に死神の仕業のようにできる。一応この映画に起きてることにできる説明だけど
実際起きてたって何
大体絶対その年齢までに死ぬってもうそれ人がやってると言ってるようなものだし、わずかながら死神じゃないだろうと考えれる作りをしてるにもかかわらずこの監督その村でインタビュー受けてるし普通犯人がいるかもしれないと思ってるんだったら余計に怖くてその村に入れないはずなのに
死神といった見えざるものが存在してると思わせるように見せようとしてるのが怖い

戦争の火種は飛んではこなくても戦争は一人の人間を化け物に変えてしまうことがある、というべき話かもしれないんだけどこの監督アリアスター以上に怖い
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