はぐれ

チンパンジー属のはぐれのレビュー・感想・評価

チンパンジー属(2020年製作の映画)
2.9
巨匠ラヴ・ディアスの新作。搾取される者たちの怒りと悲しみと絶望の物語。フィリピンの片田舎の土着性、カトリックの死生観、そして監督特有のモノクローム映像で今作も異様な妖気を放ちまくってた。

ただひとつ。いわゆる禁じ手とされている嘘の回想を映像として見せてしまう演出がとられていたのはなぜなのか?監督なりの羅生門なんだろうけどワンシーンだけだと異物感しかなかった…
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