しゅう

サマーフィルムにのってのしゅうのレビュー・感想・評価

サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)
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特別レイトショー
20:20開映 D-6

臭い芝居と特に意味もなさそうな非説明性によって、ほとんど観るにたえないと思っていたが、最後、特に映画を観て泣くような人間でもないのに泣いてしまった。

近年の日本映画におけるひとつのモチーフであるワークショップ的なものの一類型と言ってしまえばそれだけだが、思春期の映画制作のプロセスを物語化することの帰結が反映画的だったのは、特筆に値することだと思う。恋の戦争性、あるいは戦争のセクシュアリティという主題なら、やはりフロイトか。
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