健一

オールドの健一のレビュー・感想・評価

オールド(2021年製作の映画)
3.0
M・ナイト・たまらん!😂

個人的には作品の出来うんぬん より シャマラン監督とガエル・ガルシア・ベルナルがタッグを組んでいることが何より嬉しい😃。

バカンスで秘境のビーチを訪れた一家が 異常な速さで時間が進む奇妙な現象に見舞われる。
果たして脱出は可能なのか・・・

夏の最後に映画館で観るには最適な作品。
ビーチ🏖のロケーションが最高に美しいです。

一応 '99年の「シックス・センス」から全ての作品を劇場で観ているシャマラン監督作。
秀作 凡作 駄作 の波を約20年間繰り返し ようやくこのビーチにたどり着いたようだ。
『ヒッチコックの再来』と世界に評されてから かれこれ20年。
今だに『サスペンスの帝王』の座を狙っているの?
まぁ、兎にも角にも シャマランらしいサスペンス作品。
何の知識も無く本編を見れていたら ハラハラドキドキ出来たかもね。予告編観ちゃったからなぁ〜。
今回 唯一素晴らしいと感じたのはカメラワーク。
低めの顔面ドアップ、絶景なのに徐々にその景色が恐ろしく感じていくビーチ⛱。
遠くに見える怪しい人影。
スチュエーションスリラーとしては 今回はなかなか上手く仕上げたと思う。
だが、冒頭に書いたとおりガエルとルーファス・シーウェルは印象ある演技をしていたが、その他の人達のキャラが薄い。
決して登場人物が多い作品ではないのに 個々のキャラの人間像を深く描き切れてないのが残念。
あの幼いふたりの姉と弟の子供達も感情移入出来ぬまま 勝手に大きくなっていってしまうので 観客は変な 置いてけぼり を喰らってしまう。(それが狙い?)

サスペンススリラーとしては そこそこ楽しませてくれた作品だったのだが、殆どが謎なまま勝手に終わってしまったという印象。
ラストも あの解決法で良かったのかな?
どうせなら 全てがモヤモヤなまま
『THE END』にして欲しかった。


2021年 8月27日 公開初日
グランドシネマサンシャイン screen 2
💺111 (感染対策で50%の収容)
客入り 7割近く埋まってた。

今年の夏もそろそろ終わり・・・
去年の悲惨な夏とは 打って変わり 今年は邦画 洋画 大作映画と豊作な夏でした。
健一

健一