10代の頃に写真集で観た、ヘルムート・ニュートンが撮った写真の印象は「80年代的な、男性的な女性」って感じ。
なので、撮った人もバシッと決まった硬質な印象の人だとずっと想像してた。
しかしこれを観てみたら、ウディ・アレンタイプの雰囲気のよく喋る知的でユーモラスなおじさんということが分かり、かなり意外でした。
また、戦争体験を乗り越えて写真家になったこと(しかもドイツのユダヤ人としてホロコーストの渦中で)も初耳だったし、意外性の多い一本だった。
エピソードの一つ一つは割とさらっと描かれていて、泣いたとか感動した!みたいな作りではないものの、理解度が深まりました。