akariさんの映画レビュー・感想・評価

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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

3.5

前半は朝子の喋り方の遅さや表情の乏しさ、
二人の関西弁のイマイチさ、
ばくの喋り方の解釈が結構イライラする…
と思って細切れに観ていたんだけど、

中盤以降に俄然面白くなってきた。
朝子の自我が暴走し
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.7

やっと観た!
噂通り水木の造形と人物設定が
素晴らしくいいのと、
物語も見応えあって面白かった。
ゲゲ郎も髪や着物、所作に色気があって
すごくいい。キャラデザがとてもうまい。

物語も、犬神家とひぐら
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.5

とにかく冒頭の40分くらいが長い…!

個人的に劇中劇や、多くを語らない進行が
あまり好みではないんだけど、
タイトル出てからはやっと話が 
軌道に乗ってくれて、
最後まで見続けられました。

取り返
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天気の子(2019年製作の映画)

3.5

めちゃくちゃ遅ればせながら観ました。
新海誠監督の過去作はだいたい観ていて、
君の名は。が一番好きかなあ。

上映当時にすぐ観なかった理由は、
女の子や女性キャラの立ち振る舞いが
あんまり納得いかない
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Winny(2023年製作の映画)

3.8

静かに心に残る内容だった。

プログラマ、広く言うとものを作る人のメンタリティが分かる人は理解できるし、クスッとさせられるやりとりもある。

裁判中心なので画は地味なんだけど、それでも胸熱なシーンはい
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.6

周囲に好きな人が多いこの作品。
やっと観ました。

総評としては、
楽曲が素晴らしい。

特にThis is meは反骨と愛に溢れていて
感涙。

ただ、物語としてはどうなんだろと思う点も
ないわけで
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

3.5

うーーーーーん……。

ミュージカルは好きなのですが、
主演2人がどうにもピンとこないのと
単に話が長いのと(笑)
殺された家族よりつい2日前に
出会ったばかりの男と
駆け落ちしたいと思える気持ちに
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うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

3.8

アマプラに突然来たというので観た。
多分小さい頃に観てると思うんだけど
しっかりした記憶があるわけもなく。

しかし今観ても
全部のカメラワークが決まってて見応えある…!
昭和のアニメ、上手い。
押井
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.8

何も奇抜なことがないのに、とにかく楽しさが詰まってる…!キノピオたちの表情が豊かで可愛く、ギャグも軽いものが丁度良く散らばっていて見やすい。

ついでに私の推しのゲッソーも出てきてうれしい(マリオテニ
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セッション(2014年製作の映画)

3.7

思っていたジャズ映画と違って、
(音楽映画でこんなに血が出るとは笑)
2時間がとても早く感じられた。
観ていて中だるみするところがない。

2人のやりとりについ熱中してしまうし、
アップのシーンが印象
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明け方の若者たち(2021年製作の映画)

3.2

長年住んだ下北が出てるという理由で観た。

ヒロインをもっと魅力的に、二人の絆をもっと個人的な理由のあるものにして欲しかった…。つまりは、「花束みたいな恋〜」の淡々とした版だった。

決してすごく悪く
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つぐない(2007年製作の映画)

3.6

小説「ハンチバック」の市川沙織さんが書かれたこの物語に関する記事を読み、早速、映画のほうから「つぐない」を観てみました。

非常にひとことで言い表しにくい話で、主人公に寄り添いながら、あるいは呆れなが
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カクテル(1988年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

全てが明るくて良くも悪くも軽く作られていて、「さもありなん」の意外とリアルな展開。

トムクルーズがひたすらキラキラしてるから楽しく観たけど、果たしてハッピーエンドと言えるのかが疑問。人の本質は変わる
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.6

昔のディカプリオが好きだったので、気になっていて、やっと観た。そして観てから調べて気づいた。実際の事件のifを扱っていると。

該当の事件及び、アメリカ史について詳しくて思い入れがないと焦点が合わせづ
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ロッキー2(1979年製作の映画)

3.9

一作目を踏襲して作られていて、
見やすくてすごく良かった…!

試合のシーン号泣したし、
コーチのおじいちゃんの熱量と愛情が
最初から最後まで素晴らしかったし、
相変わらず試合後にスパッ!と
エンドロ
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ロッキー(1976年製作の映画)

3.8

アマプラの「見放題が近日終了」の
タブにあったので初めて観てみたら
ラストであまりにも直球の頑張りを見せてくれて号泣してしまった😭エイドリアーン!!

話の半分くらいはエイドリアーン!て感じだし、
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赤と白とロイヤルブルー(2023年製作の映画)

3.8

pixivで見たような展開が
良いテンポで詰め込まれた王道ラブコメ。

特に前半部分の恋が始まってまだ愛に変わる前くらいのウキウキした流れがかわいい…!
後半の愛が深まるところもかわいい…!

ヘンリ
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おそ松さん 魂のたこ焼きパーティーと伝説のお泊り会(2023年製作の映画)

3.8

ファン目線では最高でした!誰推しでもどのコンビ推しでも満足できるはず…!

とはいえアニメシリーズ見てない人でも、オールキャスト出ていてお話もわかりやすく、普通に楽しいのではないでしょうか。

作画が
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ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

3.5

自分らしくいること=加害しないと生きていけない、となると、未来が困難なのはほぼ確定してしまっていて…辛いなぁ。ティモシーシャラメとヒロインが美しいから見ていられるという感じで…。

グロシーンは、そこ
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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

3.7

創作に関わったことのある人は観るべし。
要所要所で涙してしまって、
5回くらいに分けてやっと見終われた…。

序盤の、雪さんが心から楽しそうに
漫画を読む画がとにかくいい。

作家って、リアルで自分の
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流浪の月(2022年製作の映画)

3.8

登場人物がみんな最低限しか喋らなく、そのぶん情景と生活音が美しく流れていて、つい観続けてしまった。

和製ロリータみたいな話かと思いきや、だんだん性愛が核じゃないことが明かされてきて考えさせられる。
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エルヴィス(2022年製作の映画)

3.8

まだネットにあまり情報がない頃に、
プレスリーについて調べようとした事があるんだけど、詳しい文献があんまりなかったので、今回初めて知ることも多くて興味深かった。

明るい話ではないんだけど、バズラーマ
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ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー(2017年製作の映画)

3.7

静かな演出で進む感じだけど、なかなか面白かった。

サリンジャー、あんまりたくさん本が出てないのは何でだろうと昔思ってたけど、その理由がよく分かった。

私小説的な作家性の人は、
やっぱり自己救済のた
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サタデー・ナイト・フィーバー(1977年製作の映画)

3.6

落ち込むことがあって、元気を出そうと思って何気なくアマプラをつけたら「サタデー・ナイト・フィーバー」が出てきたから観たら

前半ノリノリですごく面白かったんだけど、ラスト15分に呆然となる…。

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ヘルムート・ニュートンと12人の女たち(2020年製作の映画)

3.6

10代の頃に写真集で観た、ヘルムート・ニュートンが撮った写真の印象は「80年代的な、男性的な女性」って感じ。

なので、撮った人もバシッと決まった硬質な印象の人だとずっと想像してた。

しかしこれを観
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ジェニファー・ロペス ハーフタイム(2022年製作の映画)

3.7

自分が普段観てる映画や聴いてるジャンルの音楽と遠く、ジェニファーロペスについて知ってる情報があんまりない状態で観ました。

アメリカの歌姫の人、くらいの認識。

なので、よい年齢になってもなお輝く女の
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新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に(1997年製作の映画)

3.8

高校生のときに池袋の映画館で観て、理解し尽くせたわけじゃないんだけど退廃的で母性的なムードが気に入った。音楽も本当に好きで、サントラも買った思い出の作品。

全然明るくも分かりやすくもないんだけど、劇
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雨を告げる漂流団地(2022年製作の映画)

3.5

みんなと違う方向性のレビューになりますが、この映画のモデルとなった、旧ひばりが丘団地→新ひばりが丘パークヒルズに今は亡き祖父母が住んでいたので心して観ました。(団地については、詳しくは制作に協力された>>続きを読む

呪詛(2022年製作の映画)

3.5

アジアの怪奇的な伝承、みたいな意味合いでのおもしろさはあったものの意外と怖くなくて、なぜ怖くないかを考えると、

・始まりが主人公たちから首を突っ込む系なので少なからず自業自得感があって、自分に呪いが
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.7

1980年生まれキムジヨンの主演二人が出てくるという前情報のおかげで観た初のゾンビ映画だったけど、展開がハイスピードかつ大胆で目が離せず、夢中で観てしまいました。

みんな懸命にベストを尽くして生き抜
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.7

細田守監督作品は自分の中で評価がバラバラで、すごく好きなもの(時かけ、雨と雪)と受け付けないもの(未来)、観たけどはっきり覚えてないもの(バケモノ)…と、観ないと面白いかさっぱり分からない不思議な監督>>続きを読む

キャラクター(2021年製作の映画)

3.7

サイコサスペンスの王道を飽きさせず突き進んでくれて、楽しめました。「怒り」をポップにしたような印象だなと思って調べたら、企画が同じく川村元気氏。
殺人シーンはかなり過激なので(こちらも怒りと同じくらい
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ぼくらの七日間戦争(1988年製作の映画)

3.3

懐かしい〜!
80年代の雰囲気が伝わってきて良かった。
宮沢りえが圧倒的に光っていた。

公募だそうなので仕方ないけど、
男の子側も宮沢りえクラスの輝いた子が
いたらもっと良かったのになぁ。

ストー
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

3.4

意義ある映画なんだけど、
ラスト15分に辿り着くまでが
ジヨンの感情が硬直していて辛い…!
他の登場人物も、心からの
笑顔が少ない内容なので、尚更。

あと、原作を読んでないと
細かい真意が分からない
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コントロール(2007年製作の映画)

3.6

最初から最後まで繊細で鬱鬱とした話
なので、明るさを求めるなら観ないほうが
良い…のだけど、イアンカーティス役の
人が美しく圧倒される演技なのと、構成も
過剰なところがなく意外と面白く観た。

ジョイ
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TOVE/トーベ(2020年製作の映画)

3.8

一言でいうと「ままならない」話。

私は共感できたし心に残ったけど、
たぶん見る人を選ぶ。
タイトル通り、本当にムーミンじゃなくてトーベの話。

本業だと感じている画業より副業的な気持ちだったムーミ
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