このレビューはネタバレを含みます
主人公の男性は多分記憶をなくしてはいなかったんだろうな。
妻を失ったという悲しい現実を忘れたくて、記憶喪失の回復プログラムを受けることで新しい人生を歩もうとしたんじゃないかと思う。
プログラムの中でいろんな経験をして、でも最終的に悲しみを乗り越えて今まで通りの自分として生きて行く決意をしたのであろうラストがとてもよかった。
説明めいたセリフや表現が一切ないのでわかりにくいけど、あとから考えると記憶をなくしてなかったんだと思えるシーンがたくさんあって面白い。
ただ、途中やっぱりちょっとわかりにくくて、少し退屈に感じてしまった。