景気に翻弄され雑草のように生きた父・太一と、離別した娘・ケイとの小さな物語。成人祝いの居酒屋で太一との心の距離感が縮められぬケイがいた。そして太一の突然の死。そこからケイなりの父親探しが始まる。遺品のエレキ・ギターを背に思い出の居酒屋に立ち寄ったケイは時空を超え、太一というひとつの人生に向き合い、やがて太一のある言葉が、親子関係を超え、一人で生きる「種」となり立ちあらわれる。不確かな「理想の家族」のあり方、コロナ渦で見失った生きることの意味を、強靭な魂で問う作品。
22歳のミツルは家に帰る途中、電話を手に地面に突っ伏して泣き叫んでいる初老の男・高橋を目撃する。周囲の人々は迷惑そうに彼との関わりを避けて通り過ぎ、ミツルも面倒なことに巻き込まれないように…
>>続きを読む父を、探しに行く。 中学生の頃に父を亡くした。父が亡くなる2ヶ月前に旅行に行った際、母が撮影した父の映像がとても印象に残っている。そこに映る父はいつもと変わらない姿で歩いているのに、実家に…
>>続きを読む函館郊外の書店で働く「僕」(柄本佑)は、失業中の静雄(染谷将太)と小さなアパートで共同生活を送っていた。ある日、「僕」は同じ書店で働く佐知子(石橋静河)とふとしたきっかけで関係をもつ。彼女…
>>続きを読む冴えない日々を送る売れない劇作家に、1本の電話が妹の死を告げた。 過去と現実、様々な出会いと再会の“揺らぎ”の中で見つけた物とは―。 実家の美容室を手伝いつつ、鳴かず飛ばずの「劇団50%」…
>>続きを読むある日、ブラック企業勤めのシイノトモヨ(永野芽郁)を襲った衝撃的な事件。それは、親友のイカガワマリコ(奈緒)がマンションから転落死したという報せだった――。彼女の死を受け入れられないまま茫…
>>続きを読む妻を亡くした男と、母を亡くした子供たち。 その不思議な出会いから、 「あたらしい家族」の物語が動きはじめる。 人気作家の津村啓こと衣笠幸夫(きぬがささちお)は、妻が旅先で不慮の事…
>>続きを読む© Raita Nakashima's Cinema