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ある人質 生還までの398日のhymasuminのレビュー・感想・評価

ある人質 生還までの398日(2019年製作の映画)
4.1
1人の命を守るためのお金を払うか、テロにつながるお金は払わないか、人質に取られたときにいつも選択を迫られる問題。

デンマーク政府は何があってもテロ支援につながるお金は出さないという一貫した方針。
一個人が人質に囚われることにについては自己責任という考え方が常にある。私もそう思った事件もあった。でもいたずらに見物に行ったわけじゃない、冒険心で行ったわけでもないのだとしたら..

人質の問題とISの残忍な行為を、生還を果たした者の実話をもとにして伝えられる真実。
まるでドキュメンタリーを見てるかのような生々しい映像と迫真の演技。
囚われていたとき最も残忍だったISメンバーはイギリス人だったという。なぜ英国人がISに?と思ったけど、ISの陰に隠れている事実も垣間見えた気がした。


500万46クローネ
匿名での寄付だけど、お茶代込めてくれたところ、すごく素敵だった。息苦しい映像の中で初めて血が通ったかのような心が落ち着いた瞬間だった。
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