ハイゼ家の20世紀の歴史を、保管された手紙やら日記やらの読み上げで明かしていくもの
映像は文章とリンクしていたりいなかったりするけど、景色の固定ショットが多い
ストローブ・ユイレみたいな左右のパンはあまり出てこなかったような記憶
後半は自分の回想とか自分の録音とかばっかになっていくので、前半の"どこにでもいるユダヤ系ドイツ人"の話から、完全に具体的な一個人の話に転換されてしまった
あと長いんだけど、長さをうまく使えていなかった気がする
マルセルオフュルスみたいな執拗な取材や一貫性はないし、タルベーラみたいな画面への引き込みも感じなかった
むしろ1984年のテレビシリーズ「HEIMAT」に近い、章ごとの大きい断絶を感じた(テーマも似てるし) ただテレビ用にするならこういうドキュメンタリーじゃなくお話に書き直す必要あるよな
となるとやっぱこの映画の長さはなんだったの、、