ハイナー・ミュラーとブレヒトについて出てきてそうか、と思った 監督の出自を辿る個人史の集積がドイツの歴史のあり様になっていく、ただただ流れ続けるユダヤ人の強制移送リストを背に激化する手紙のやり取りは…
>>続きを読む去年の誕生日には「精神0」を観て、今年は「ハイゼ家 百年」を観た。昔、友達の家に遊びに行った時に、偶然入り込んでしまった暗い一室で、そこに掛けられた遺影をジッと見るのが好きだった。僕が産まれる何十年…
>>続きを読む無機質な白黒画面と朗読による監督の個人的な家族史を、淡々とした語り口を積み重ねつつ、気づけば20世紀ドイツの歴史が浮き彫りになる静かな迫力に圧倒される。強制移送されたユダヤ人のリストが映し出される3…
>>続きを読む監督の家族の手紙・手記などを延々よみあげWWⅠから冷戦終わりまで振り返る東ドイツの家族100年史
映画として面白いかというと…ながら、こんなに色々残ってるのはすごい。
多数残る竜馬と乙女姉さんの手紙…
映画作家トーマス・ハイゼが、自身の家族を通して激動のドイツ100年史に迫ったドキュメンタリー。
序盤は過去の写真に併せてモノローグで語るも、途中から関係の無い風景ばかり。
しかも、4時間(笑)
…
万人に薦められる一本ではないのは確か、とにかくずっと手紙か日記が読み上げられ、映像はいわゆるイメージで構成される箇所が大半で、観ている側が何に自分が求めるものを見いだせるかが試されている気がした、自…
>>続きを読むハイゼ家の20世紀の歴史を、保管された手紙やら日記やらの読み上げで明かしていくもの
映像は文章とリンクしていたりいなかったりするけど、景色の固定ショットが多い
ストローブ・ユイレみたいな左右のパン…
なかなか凄い作品だった。監督自身の家族について祖父から自分の代までの歴史を、シャープ過ぎる映像と手紙の朗読がひたすら続くというストイック過ぎるスタイルの全5章。故に途中何度か意識が飛びましたが笑、面…
>>続きを読む第一次世界大戦あたりから記録に残る家族の記憶を、監督のモノローグで綴られるドイツ(冷戦時は東ドイツ)の一家族の歴史。歴史の中で大きな闇となるホロコースト、シュタージ、壁とは無関係ではいられない普通の…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
第一次大戦頃から現代までのトーマス・ハイゼの家族の書簡の朗読というお話。頻繁に映される貨物列車は、流れる歴史と人民の比喩…?
朗読される内容に合わせて、多くの場面で婉曲的な映像が使われます。無関係…