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セブンのUKIのネタバレレビュー・内容・結末

セブン(1995年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

定年間際のモーガン・フリーマンと異動してきたばかりのブラッド・ピットが猟奇殺人事件の捜査をするストーリー。
最初はぎこちなかった二人が、ブラッド・ピットの奥さんが誘った夕飯の中で、地下鉄の音がひどい住宅に引っ越して神経質気味になってた二人の話をモーガン・フリーマンが笑い飛ばしたところで打ち解けるシーンがすごく好きだった。正直涙ぐんだ。笑い飛ばされることで元気づけられることってあるよなって。
最後犯人が警察署に出頭してきた時点で、ストーリーの展開は読めていたので最後観ていくのが少し辛かった。
暗い映画の中で前向きなブラッド・ピットの表情とか目の中の光で、作品に光が生まれていたように思っていたので、そこが消える瞬間が少し悲しかった。
モーガン・フリーマンは顛末は読めていなくても、どこか俯瞰して人生を送っていたので、この結末も受け入れて、でも少し人生に影を落として老後は過ごすのかなと想像した。
モーガン・フリーマンのこの世の中で子供を産んでいいのかって話は、平和に暮らしてる私でさえ普段思っていることなのでなんとも言えない気持ちになった。正解不正解はない、もしくは自分の中での正解と、行動の結果は必ずしも一致しない。
ブラッド・ピットが最後パトカーで連行されてるシーンで、ずっと感情的だった彼が呆然として最後俯くシーンは悲しかった。
オープニングとエンディングのテーマは最高。
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