トミカ

ドライブ・マイ・カーのトミカのレビュー・感想・評価

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)
3.6
村上春樹特有のマッチョイズム(=女性を梃子に、男性が成長を手に入れる物語)が苦手なため、ストーリーに関しては正直「うーん」という感想だが、車内を中心とした室内劇での質の高い演技の一つひとつは3時間があっという間に感じる楽しさだった。
車内で音が読み上げるソーニャの台詞は非常に悲観的だが、それと対照的にパク・ユリム(全編通じて彼女が本当に素晴らしい)演じるソーニャからは最後のミサキのシーンにつながる明るさと希望が感じられ、それがとても心地よかった。
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