「エスター ファースト・キル」
エスターはいかにしてエスターになったのか。
前日譚なのに、前作から10年以上経った今やるというのが面白いですが、何よりエスターの変わらなさにびっくりしました。大人にしか見えない時もあるけれど、本当にふとした時に子供にしか見えない瞬間もあって。
そう言う意味では前作よりも、エスターの存在に真実味が帯びたようなそんな気がします。
展開もさくさく進んでいって良かったです。まぁエスター証拠残しすぎでは…?と思わないこともない。後半に行くにつれて、エスターの狂気が加速度的に増していくのも見ていて飽きなかったポイントの一つかも。
ホラー映画にありがちな音で驚かすシーンが無いのに、そこかしこに潜む恐怖をびしびし感じました。というか、エスターの存在自体がもはや恐怖。なんだけど、最後は何故かエスターが生き残ったことに少しだけ安堵していた自分もいて…何だかちょっと不思議な気持ちにもなりました。
基本的にホラー映画はそこまで得意じゃないけれど、そういう人も見れる作品だなぁと思います。でも今年こそはホラー映画を観れる大人になりたい…