さいじょう

浅草キッドのさいじょうのレビュー・感想・評価

浅草キッド(2021年製作の映画)
4.0
ビートたけしと師匠の師弟愛を描いた映画だった。また、ビートたけしがスターになるまでの過程を見る中で、なぜか頑張ろうと思えるそんな映画だった。

普段、あまり邦画は、見ないのだが、CMで流れてきた瞬間に見たいと思った。

なんでやろ。

古い街並みとかレトロな雰囲気が個人的に好きなのもあるからか。いや、本能的に大スター、ビートたけしの過去を知りたいと思ったのかも笑。

でも、本当に見てよかった。

まず、ビートたけしに師匠いたんや笑。僕が物心ついた時には、もうテレビで大御所としてテレビに出ていたから、元々凄い人なんだと認識してしまっていた。
エレベーターボーイもやって、スターになるために頑張ったんやなぁと思わされると共に、自分も頑張らななぁと思った笑。

ちょっと残念やったのは、もっとビートたけし単体のスター街道を見てみたかった感はある。この映画では、主に師弟関係にスポットライトが当たっていたので、仕方ないけど。映画では、気がついたら、スターになってたから、展開早いなと少し思った。
まぁ全然いいけど笑。

また、現在のビートたけしの役を、ビートたけしが演じなかったのも、あくまで、師匠メインという気持ちがあったのかなぁとか思ったりもした。

そして、そのビートたけし役を務めたのが、柳楽裕弥。
演技凄すぎた。顔の表情、体の動き、声までもたけしを再現していて、本物が演じているかのような感覚になった。
また、師匠役を演じた大泉洋も、ただの面白いおじさんやと思ってたけど、今作でやっぱり凄い俳優さんなんだと思わされた。

70年代の浅草のレトロな雰囲気も最高だし、スター、ビールたけしを生み出した師匠の名言の数々も飛び出すし見て損はないのでは!?
師匠の名言
「芸人は笑われるのではなく、笑わせる」
「芸人だよ、馬鹿野郎」などなど。
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