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愛について語るときにイケダの語ることの作品紹介

愛について語るときにイケダの語ることのあらすじ

生来の障害(四肢軟骨無形成症・通称コビト症)を持つ池田英彦(1974~2015)は39歳の誕生日目前でスキルス性胃ガンステージ4と診断される。「今までやれなかったことやりたい」死を意識した池田の行動は性愛に偏っていき、自分と女性のセックスをカメラに収める“ハメ撮り”にはまっていく。そしてそれらを映画として遺すことを企む。20年来の友人である脚本家・真野勝成が協力し、2年間で撮影された素材は60時間を超えた。そして池田の死をもってクランクアップ。池田の「僕が死んだら映画を完成させて、必ず公開してほしい」という遺言に従い、真野は映画を完成させた。そして2020年12月にアップリンク渋谷にて行われた上映会で熱烈な反響を受け、劇場公開が決定した。

愛について語るときにイケダの語ることの監督

愛について語るときにイケダの語ることの出演者

原題
公式サイト
https://ikedakataru.movie/
製作年
2020年
製作国
日本
上映時間
58分

『愛について語るときにイケダの語ること』に投稿された感想・評価

四肢軟骨無形成症(いわゆる小人症)かつスキルス性胃癌で、自分の生きた証を映画にした享年42歳、イケダさんの記録。

まず魅力的なのが、身体的なハンデを補って余りある明るさと行動力を持つイケダさんのキャラクター。

このイケダさん、メガネも着るものもオシャレだし、口は達者だし、ぶっちゃけコミュ障ニートの俺より確実にモテてそう。実際、キャバクラ嬢と同棲してたこともあるってゆってたし。

そして、そんなイケダさんの趣味はハメ撮り。

イケダさんの残した、計60時間の素材のうち、約半分。30時間は20人弱の風俗嬢とのハメ撮りだったという。自らのハメ撮りを映画にして、自分の死後にみんなに観てほしい……って、性癖として上級すぎて、変態AVマイスターの俺ですらドン引きするレベル。

そうして完成した58分の作品。……ハメ撮りのシーンがほとんどないやんけ!!

「もっとハメ撮りしたい!」
「中出し大好き!」
「ガンでもチンコ勃つ!」

こんな森林原人しか言わないような台詞がポンポン出てくるイケダさん、ハメ撮りに絶大なる自信があるように見えるのだが、おいこら、30時間の素材はどこにいった!?

では何が映ってるかというと、黒澤明「生きる」を模してブランコ乗ったり(市役所勤務で不治の病という設定が奇しくも同じ)、常に口角のあがった若手女優とイチャイチャしたり……いや、それはそれで良いんだけど、せっかく本人がハメ撮りを素材として30時間も残してるんだから、もっと使ってあげようよ。それが供養ってもんじゃないの?

イケダさんにこの作品で「生涯風俗嬢ハメ撮りランキング」でも発表してもらって、成仏できるんじゃないの?

いまからでも遅くないので、ハメ撮り素材30時間を足して、「愛について語るときにイケダの語ること 完全版 30時間58分」を公開してほしい。「ベン・ハー」とか「アラビアのロレンス」は観ない俺でも、絶対に観に行かせて頂くことを保証する。

と、ハメ撮りのことばかり書いてしまったが、やはり、イケダさんの病状が進行していくのは、観ていて辛かった。

こんな、一見コミュ達で、与沢翼と一緒にブログで変な仮想通貨とか勧めてそうなイケダさんなのに、病気が進行するにつれ、ゲッソリ痩せて桃屋のタレのCMキャラクターみたいな風貌になっていくんだよね。

そして、やっぱり、ちょっとだけ弱気になってくるんだよね。うーん、だからこそ、元気なときのイケダさんに、もっと色々とやってほしかったなぁ。せっかくここまでエロ大好きなんだし。

カンパニー松尾のバイクにタンデムしてハメ撮りの旅に出るとか、「鶯谷デッドボール」縛りで1年間過ごすとか、マジックミラー号を運転するとか、卯月妙子さんと一緒に閉鎖病棟入院してみるとか……AVソムリエの俺としては、そういう、観る側を困惑させるようなぶっ飛んだことをイケダさんにやってもらいたかったなぁ。イケダさん、そんなことでも嬉々としてチャレンジしてくれそう。

それでも、完成に漕ぎ着けるのは大変だったと思うので、あまり文句は言えません(言ってるけど)。制作陣のみなさん、おつかれさまでした。楽しませて頂きました。

ところで(※ここからしばらく自分語り)、小人症といえば、中国の昆明に「小人国」って遊園地があるのをご存知だろうか。

中国全土から集められた100人くらいの小人症の方々が共同生活をしている、もう10年近く営業している遊園地。世界各国から非難されても「小人たちに雇用を提供している」と運営者は気にしないふう。

この「小人国」は、日本の見世物小屋( https://filmarks.com/movies/53110/reviews/102018097 )をヒントに作られたらしい。日本ではコロナのせいもあって見世物小屋は絶滅危機品種だが、まさかこんなところに精神的子孫を産んでいたなんて!

俺が訪問したのは確か2018年。タクシーで昆明の空港から1時間の山奥に、その楽園はあった。入園料は2000円くらい。カモフラージュで「小人国」の手前に「蝶々園」っていう、蝶々の舞う植物園がある。カモフラージュになってないけど。

園内は意外なほど平和。一部の人を除いて、園内で働いている多くの人達が小人症。ブサイクもいればハッとするほど美しい顔立ちの人もいる。彼らが土産物を売るための、大人が入るには少々窮屈なカマクラみたいなのが、園内のそこかしこに設置されてた。

ショーは一日二回。小人たちが「スリラー」(!)などを踊って、その後、場内を練り歩く。ショーや行進のない時間は、手作りの土産物を売ってた。俺もストラップ買いました。

ぶっちゃけ、ショー自体は「グレイテスト・ショーマン」の1億倍ショボい。それでも、芸のうまい人達は映画や舞台にスカウトされるらしいし、園内で結婚する人たちもいるらしい。「小人“国”」ってのは言い得て妙で、「国」として経済圏がなりたってて、変なところに感心。

むしろ、小一時間ウロウロしていると、小人の国に来た自分が異質なガリバー、侵入者に思えてくる。アフリカとか南米、女子高の校内に行ったら感じる「自分はこの中では異質な存在なのかも」って感じを味わえて、不思議な気分だった。

万人にオススメできる旅行先ではないけど、「平等」と「公平」の違いとか、色々と考えさせられた。

そういえば「みんなが平和に生きている世界を想像してごらん」と歌った人が亡くなって今日で21年め。そういえば、あの人も、ベッドインってやってたなぁ。

と、世界平和とイケダさんのハメ撮りのことを同時に考えてしまう、俺なのであった。

ハッピークリスマス!(唐突)

(おしまい)
四肢軟骨無形成症の池田英彦さんの初監督、初主演作で、障害を持った者のリアルな性愛を描いた彼の遺作は、障害者や難病を題材にしてはいるが、従来、この手のジャンルのイメージを払拭して、「愛すること」とは、「生きるということ」とは何かを我々に問い掛けているような気がする。
近年、障害者を主人公に性をテーマにした映画というと、邦画では、リリー・フランキーさんが実在する身体障害者の男性を、清野菜名さんが精神障害のある女性を演じ、二人の恋愛模様や性愛について深く踏み込んだ「パーフェクト・レボリューション」があり、洋画では、重度身体障害者の性愛事情をリアルに描くアメリカ映画で「セッションズ」がある。
「障害」「性愛」「死」というトリプルな“タブー”を取り上げた作品は暗く、重いものが多いが、コビト症で、更にスキルス性胃がんステージ4の余命2カ月を宣告された池田さんは、恰も開き直ったかのように自らを被写体として、それも女性とのセックスをカメラに収める“ハメ撮り”を映画として遺そうというバイタリティーが凄いと思う。
そして何と言っても、映画には池田さんのポップで軽妙な魅力や、その人柄が醸し出す笑いが溢れている。
このようにポジティブな池田さんだが、時にその“素”が垣間見えることがある。
その“素”からは、「人を愛するということがわからない」「うまく人を愛せない」という悩みや葛藤が伝わってくる。
人を愛することに関する悩みは、別に障害者だけでなく誰しもが経験することだと思う。
本作が今までの“タブー”を打ち破って、これだけ多くの共感を得たのは、こういった池田さんのキャラクターと作品が持つ普遍性のような気がする。
誰にでもオススメ出来る作品では無いけど、皆に観てもらいたい映画。

気に入ったら必ずパンフレットを買っている私ですが、パンフレットに書いてあった様々なストーリーをこの作品に仕上げた佐々木誠氏の編集が素晴らしいんだと感じた。池田さんは男前で最初は吉本新喜劇のすっちーに良く似ていたのにどんどん滝藤賢一になってしまい、ずっと彼の会話をいつまでも聞いていたかったな、そう思う。
「愛してる」て言ったことある?

忘れられない言葉です。

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