ミシンそば

ベレニスのミシンそばのレビュー・感想・評価

ベレニス(1954年製作の映画)
2.9
デビュー作ではないにせよ、ロメールの最初期の短編(10年お蔵入りしてたシャルロットとステーキ以前の短編がデビュー作らしい)。

ポー原作の短編を元にした映画で、ナレーション形式、尚且つ自身が主演で、偏執狂のキャラを演じる(ロメールは三十代前半のはずだが結構老けてる)。
後年の彼の作品にもまだ生きている要素は多少あれど、やっぱりまだ手探り感が凄かった。

話の帰結のさせ方を素直に「変」だと思った自分は多分ポーの原作の方も大して楽しめんのだろうな。