う〜ん…
リメイク前の『クライモリ』に比べたら
格段に怖さは落ちる…
まず、敵側に「理性」がある。
前の『クライモリ』では、理由なく旅行者たちを狩っている殺人鬼３人組で、それも近親相姦の末に見た目も醜悪になっており、雰囲気たっぷりだった。
ところが今回「敵側の主張はもっとも」であり、主人公側の落ち度で痛い目を見る話（遊歩道から外れたのも、村人たちを挑発したのも、誤って村人を殺したのも主人公たちの落ち度）で、あまりに同情の余地なく、感情移入できなかった。
しかも、村人たちは整髪料で髪をなでつけ、ヒゲは整えられ、顔には汚れ一つなく「身ギレイ」。
主張の正しさもあって、むしろそちらに感情移入しそうになる。
前の獣的な近親相姦の殺人鬼に比べると、まったくおどろおどろしくない。
白人×黒人のカップル、ゲイカップル、連れ子問題など、社会問題やポリコレなどの配慮は随所に感じるが…
それらの点はまったく深掘りされないで、添え物程度。
楽しみにしていたのに、正直言ってガッカリなリメイクだ。。。
