しどけ梨太郎

アポロンの地獄のしどけ梨太郎のレビュー・感想・評価

アポロンの地獄(1967年製作の映画)
4.0
Per pietà.

伝令役はやっぱりニネット・ダヴォリ。

冒頭の現代パートで、たしかに『オイディプス王』って父側の嫉妬というか不安だよな〜と思ったが、その後とくにその点が広げられるわけでもなくあれれと思った。

スフィンクス弱すぎ。スフィンクスを倒したあとの電子音みたいな音楽が好き(ムックリ?)。

ライオス王御一行を殺すとき、派手なアクションではまったくないが、画角と光の加減で格好良く見えた。

両目を潰したあとの顔のビジュアルがめっちゃ良い。

最初と最後の野原が何を意味するのか分からない。父のいない世界か、父も母もいない世界か。

「人生は始まった所で終わるのだ」