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アクアマン/失われた王国の一人旅のレビュー・感想・評価

アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)
5.0
ジェームズ・ワン監督作。

『アクアマン』(2018)の続編で、DCエクステンデッド・ユニバース(DCEU)の第13作目にして一応の最終作となります。監督は前作に引き続きマレーシア系オーストラリア人の俊英ジェームズ・ワンが務めます。

前作で異父兄弟:オームの野望を挫いた海底帝国アトランティスの王:アーサー(アクアマン)が、父親を殺したアーサーに復讐を誓うブラックマンタによって南極大陸の氷河に眠る邪悪な古代帝国の復活が迫る中、頼れる海の仲間たちと共にブラックマンタと悪の帝王の勢力と熾烈な攻防を繰り広げていく様子を描いた“海洋アクションアドベンチャー”となっています。

前作がとても面白かったので、ジェームズ・ワンが監督を続投した本作も期待満々で劇場に足を運びましたが、予想どおり素晴らしいエンタメ大作でした。前作でアーサーに破れ魚人王国に幽閉されていた弟:オームが新たに仲間入りを果たしたことで、前作とは打って変わってアーサー&オームの異父兄弟が力を合わせて巨悪に立ち向かうという構図が熱い展開となっています。海洋だけでなく、巨大昆虫が跋扈する陸地(ジャングルの島)を舞台にしたアドベンチャー色の濃い作風にワクワクが止まらないですし、前作同様迫力満点の海中バトルスペクタクルは映画館のスクリーン映え間違いなしの完成度です。

DCEUの最後を飾る海洋アクションエンタテイメントの決定版で、主演のジェイソン・モモアの野性味溢れる快演に加えて、パトリック・ウィルソン(異父弟オーム)、アンバー・ハード(妻メラ)、ニコール・キッドマン(母アトランナ)ら前作からの続投組も派手な立ち回りを魅せてくれます。
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