たゆたえども沈まずのeulogist2001のレビュー・感想・評価

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喪失と再生。記録し続けるジャーナリズムの原点が垣間見えた気がする。

待つことの長さ。過ぎ去った過去の切なさや儚さ。震災後の人々に寄り添うことで個人の中に流れている時間感覚も感じた。

常に今ここが世界のすべてであり、永遠の中の一部でもある。生命や自然をも含めて、大きなダイナミズムの中で人間がどう感じ生きるのか。そのこと自体が記録はされないが本当の歴史なのかもしれない。