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14歳の栞のMissYのレビュー・感想・評価

14歳の栞(2021年製作の映画)
5.0
これは確かに配信やDVD化は無理だろう。撮影許可してくれた学校や父兄の皆さん、ありがとうございます!
同監督の映画「MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない」を見た時に(それにしても作風全然違いますやん!ビックリよ!)キノシネマ天神でこの映画の紹介と上映予定も確か書いてあったけど、都合合わなくて見れず、今回やっと見れました、嬉しい!
ドキュメンタリー映画いつも途中で寝てしまいがちな自分ですが(猛反省)今回は眠くなる暇なんてなかった。どの子も愛おしい。言ってること真反対でも、それぞれの子にどこかしら共感したり。自分が帰宅部だったので(笑)部活してる子の日常を初めて知りました(笑)。既に現在還暦オーバーの私でも一瞬クラスメートの気分になりました、図々しい! 昨今の子供達ってこんななんだーっいうのも垣間見たり。(子供が居れば知る機会もありましょうが、あいにく独身子無しの自分なので、もう色々と新鮮だった昨今の学校の様子でした!)
私は親の転勤でほぼ3年毎に転校の人生だったので、学校楽しかった思い出が全然無くて、要領がいい姉や成績がいい兄は全然苦労してなかったみたいだったけど(あくまで私から見た限りの印象)私はすごい人見知りするタイプだし、いわゆる陰キャだったから、ようやく周囲に慣れたと思えるまで3年かかって、その頃にはまた引越し、転校という人生だったので、中学時代3年間もあんまり覚えてないし楽しかった記憶もなく。勿体なかったなー、もっと周囲に心開けば良かったのかな?と思ってみたり。この映画に出てきた子達が今どんななのか知る術もないけど、どうか皆んな元気で居ますように!と親戚のおばちゃんみたいなこと思ったよ。
それにしても皆んなカメラに向かってホントに結構色々話してて、スタッフの人達どんな風に皆んなの信頼を勝ち取ったのだろう?なんて思った、嫌な汚れた大人の私でした!

追記
この映画が作られるに至った経緯がすごく気になり、ネットであちこち調べて、下記インタビュー読んで色々納得。そして監督やスタッフの皆さんの誠実さにも、じーんときました。次回作も楽しみ!

https://kodomoken.hakuhodofoundation.or.jp/arinomama/articles/s002/
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