監督の経験した実話を元にした物語。
実際の盲ろう者の方を起用していることも注目すべきポイント。
ショートフィルムが故、
映画のような大きな出来事はなく、
最後まで淡々と進行していく。
これが現実的で良しと捉えるか、
物語として物足りないと捉えるかで評価は分かれそう。
個人的には、
障がい者を題材にした感動ポルノは反吐が出るほど嫌いだが、
この作品は変に映画的な演出をしないことで、
感動ポルノとなることを極力避けようとする監督の意向が感じられ好感が持てました。
観終わったあと、
自分が盲ろう者の方を見かけたらどうするか、
自分がこの先盲ろう者になってしまったらどうするかをしばらく考えさせられる作品でした。
