浅野公喜

愛がこわれるときの浅野公喜のレビュー・感想・評価

愛がこわれるとき(1990年製作の映画)
3.6
個人的にはあまり美人に見えない・タイプではないジュリア・ロバーツがDV夫から逃げるサスペンス。トレンディドラマみたいなタイトルがこの時代らしいかも。

極めてオーソドックスで、展開もある程度予想通り。序盤に登場する医者がその後の展開に関係無かったり、殴った後急に優しくなるステレオタイプな枠を出ないDV夫の設定、その夫の人格形成にまつわる過去の描写の欠落等気になる所は有りますが、港の灯りを壊してそれを目印にして泳ぐ発想はちょっと斬新で、タオルや缶詰の並べ方で夫の存在に気付く辺りはスリリングと言えますし、ジェリー・ゴールドスミスの音楽は流麗で描写にも余り無駄はなく最後まで飽きずに観れます。

DV顔で思う浮かぶのはジュリアの兄・エリック・ロバーツなんですが、兄妹共演だったらどんな作品になってたのだろうとちょっと考えてしまいます。
浅野公喜

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