SUKEZO

Room for Rent(原題)のSUKEZOのネタバレレビュー・内容・結末

Room for Rent(原題)(2019年製作の映画)
2.9

このレビューはネタバレを含みます

一言で言うなら、ハーレクイン・ロマンスに憧れているおばあさんがそれを現実のものにするお話。

考察すべき作品なのかと思ったが、設定が曖昧すぎて特定できる情報が「ボブが薬の売人」くらいしかなかったので、2度も観る気が起こらない作品ではあった。
特に、最初の客として登場するサラの行動がおかしい。
ワンナイトラブはかろうじて解らんでもないが、妊娠したことをボブに手紙で書いたところは何か一気に興ざめした。
全ての辻褄が合ってないような気がして考察できなかった。

強いて導き出した一つの説は、主人公ジョイスの亡くなった旦那のフレッドが実はいい人だった説。
フレッドは何だかんだ死ぬまでずっと妄想癖のある妻のそばにいた。
ハーレクイン妄想をしている妻を制御しながらフレッドは生活していたのだろうか。隣のおばあちゃんには妻の事を相談していた?
いや、
でもあの机の引き出しにあったアダルト雑誌と隣のおばあちゃんが昔豊満な肉体をしていたという話が繋がって疑惑が残る。
あと、借金は何に使ったんだろう。そしてあの時計だらけの部屋は?
そもそもジョイスに中絶させたのは何故?
謎多すぎ。

やっぱり「夫に先立たれた妻は今までの抑圧から解放され生き生きと元気に余生を送る確率が高い」こと表現した作品と捉えた方がいいのか…
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