これを観て改めてミッドサマーとかヘレディタリーとか笑ってよかったんだって確認できた。
まぁほぼ満席の館内はあんま笑ってなかったけれども。
変な映画だってことは覚悟していたけれど、
冒頭からノンストップで転がってくボーが気の毒で、
どんな劣悪な環境に住んでいるんだよと思いつつ、
きっとこれはミッドサマーみたいに今後の展開を暗示してんだろうなとにんまりするカットも。
冒頭の電話から何となくそうなのかなと思ってみてたけど、
どきつい毒親ものであることが鮮明になってくるが、
毒親の屋根裏部屋に隠された父親の存在は
何が毒親の背後にあるのかを匂わせ、
決してその親だけの問題じゃないというバランスを感じた。
しかし、ちんこて!
いろんな作品の影響を感じたけれど、
ラストはずばりテリーギリアムっていうかブラジルでした。
余韻も含めてすごい好きでしたね。
現実と幻覚が交錯しつつも、
現実の暴力、執着、願望、恐怖が彩る展開は、
観ていてしんどい面もありつつも、
時間をかけてじっくり観たいと思いました。
アリアスターこそ、一回見て云々ではないのでこれからじっくり味わいたいです!