かわうそ

ボーはおそれているのかわうそのネタバレレビュー・内容・結末

ボーはおそれている(2023年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

わからん。3時間映画館に拘束されて集中して見たのにわからん。他の3時間映画、体感3時間もなかった!って感想を持つことが多いが、これはしっかり3時間。本来4時間あったんだっけか?ミッドサマーみたいにDC版でそのうち公開されるのか、、、?

めちゃくちゃ簡単に言えば母親の元を離れて暮らす独身男性ボウが帰省する話なんだけど。
帰省するだけで何でこんな鬱な気分になるんだ。
実家は金持ちだし母親も社長で成功もしている。きっと不自由ない子ども時代を過ごしたはずだ。ただ、母親の独占欲が強すぎる。自分の思う通りに行かないとイライラする。世界は全部自分の思い通りになると思っている。
ボウはそんな世界から逃げた。逃げたはずなのに、呼び戻された。呼び戻されたのも、セオリー通りだったのだ。
結局、そんな母親の元で育ったのが最後。結局母親の思い通りに帰省してしまった。
自分が悪いのだ。母親の思い通りに生きない自分が悪いのだ。自分の人生は、自分のものではないのだ。
親ガチャ、なんて言葉があるが、悲しいかな結局この世は親ガチャも大事な要素なのである。

3時間の悪夢、ぜひ映画館で。

24.23 新作8
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