やっぱり私、アリ・アスター監督作品大好きだわ。ハズレがない。
最悪の喜劇だった。
ありとあらゆる形の「最悪」が、
「そんな事ある?!?!」なタイミングと展開で畳み掛けてくるから、ボーには悪いが笑ってしまった。
最初のひど過ぎる治安でまず笑っちゃうし、その後の展開理不尽すぎだし、劇団シーンでは展開が読めるからこそ笑っちゃうし、ベッドシーンの上げてからの最悪の事態に突き落とすのあまりにも可哀想すぎて笑えちゃうし、その後の一番の"嫌"がくるし。
こんなに最悪なのに笑って見れちゃう。
でも笑って見ちゃう自分も嫌。
やっぱりアリ・アスターは「最悪」「嫌」の天才だ。
ホントに180分あった???
体感2時間だったから心底楽しんで見てたんだな、私。(劇シーンはうつらうつらしたけども)
アリ・アスター作品は何度見ても味がするから、展開知ったうえでまた最初から見たいね。
それにしても『ヘレディタリー』『ミッドサマー』『ボーはおそれている』とそれぞれ質感の違う"嫌"を味わわせてくれるね。
アリ・アスター監督の"嫌"の手札の多さはなんなんだ。
大好き。