このレビューはネタバレを含みます
哀れなるはエマ・ストーンじゃないと成り立たなかったみたいにボーはホアキン様じゃないと見てられなかったなって思った。
とにかくカオス。それが逆に最高であり飽きない要素なのかなって思った。
途中でザ・ファーザーみたいに何が現実で何がボーの中での被害妄想なのかわからなくなってくる感じが非常に面白い。しかもいちいちスケールがすごかったり、カメラワークにこだわってるから私たちが哀れなるボーを監視してるみたいな感覚に陥ってそれがなんとも不思議な体験だった。
結局彼は母親のお人形さんで遊ばれていたのか、それとも彼が逆に全てをコントロールしていたのか。私的には結局彼の初恋も大きな信頼を置いていたセラピストお母さんの手下だったこともあって、全てを母に知られててコントロールされてた気がする。シンプルにいうと一生親離れできないようにされていた気がするなぁ。でもそれと同時にボーも彼なりに母親と対抗していて、それが一気に出たのが寝室での出来事だったのかな、、
登場人物全員の言動が謎すぎて、たくさん伏線張られてたけど結局最終的に何を伝えたいのかよくわからなかったからもう一回見たいと思いつつも、でもまた3時間カオスに耐えるのも若干つらいっていうジレンマなうです。
劇中では比較的ボーの味方サイド?についてたけど、お母さんのセリフでちょっと気づいたのがボーってすごく純粋そうで、いつも哀れな僕を助けてくれませんか?っていう低姿勢で人と接するけど、それって実は全て計算の中でやっていて、ものすごく腹黒くて、全ては自分のため?かも知れないって思って途中からセリフが全てフェイクに聞こえた。