みきわめとおる

茜色に焼かれるのみきわめとおるのレビュー・感想・評価

茜色に焼かれる(2021年製作の映画)
4.2
コロナで生活が激変した人々。
かく言う私自身もそうだ。
コロナで地獄を見た全ての人にこの映画を
観て欲しいと思った。

茜色に焼かれるに出てくる人々はマスクをしている。コロナ禍をガッツリ描いた正真正銘の今の映画なのだ。
本作におけるマスクは、
チャップリンのモダンタイムスの冒頭に、
時計の文字盤が大写しされ、MODERN TIMESとクレジットが出るのと同じインパクトをもたらす。

尾野真知子が凄いのは自明だが、
息子を演じた和田庵が見事だ。
そして、初めてその存在を知った片山友希が主役親子をかっさらうほどに素晴らしかった。切なく、悲しく、美しかった。
だからこそ、彼女こそ、生きちゃった。
に、して欲しかった、、、。よ石井監督。

石井裕也監督、まだ38歳!
石井裕也監督作品マイBEST5

①川の底からこんにちは
②舟を編む
③茜色に焼かれる
④映画 夜空はいつも最高密度の青色だ
⑤町田くんの世界

あ、アジアの天使まだ観てへんかったし!