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歩いて見た世界 ブルース・チャトウィンの足跡のcovのレビュー・感想・評価

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さよなら。ありがとう、岩波ホール。
有終の美を飾るのはヘルツォーク作品だなんて。

「コブラ・ヴェルデ」の原作『ウイダーの副王』の作者で、監督の友人でもあったブルース・チャトウィンの歩いた地を辿るドキュメンタリー。所々ヘルツォーク作品のシーンもみることができるので作家のファンより監督のファンが楽しめる作品だと思った。

全8章。第1章のブロントサウルスの皮のお話が印象的。おばあちゃんの飾り棚のなかに台紙に留められた毛皮の一片。実は皮の正体は恐竜ではなく大ナマケモノのもの。そうであってもロマンがあるなー。朽ち果て、目的地に辿り着けなかった一隻の舟もそう。第8章の緑のトンネルもそう。
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