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悪い奴ほどよく眠るのhmsugaのネタバレレビュー・内容・結末

悪い奴ほどよく眠る(1960年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

41年ぶりに再鑑賞
流石は黒澤監督、めちゃくちゃ良く出来た脚本と演出。しかしながらバットエンド、これが現実として社会に提起したい監督の気持ちもよく解るが、こんなにも残酷で後味の悪い映画は珍しい。主人公が殺される残酷なシーンをあえて映像化せずに状況説明だけにしているところが黒澤監督の凄いところ。これは凄いインパクトで実際に41年前に観たこのシーンだけは強烈に覚えていた。
でもこれだけ感情移入して引き込まれて、考えさせられ、強烈な印象が残るこの作品は、ある意味凄い映画なんだと再認識させられました。
黒縁メガネ三船さんがかっこよく、森さん、志村さんの悪役ぶりもよかった。
地味ながら笠さんや宮口さんも良いかんじでした。若き田中邦衛さんの殺し屋役も!


1979年鑑賞
ラストの後味が悪かったので、未だ1回のみの鑑賞だが、とても引き込まれた。
映画としては良い作品だがラストが強烈すぎてなかなか観る気になれず。
2020.4
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