このレビューはネタバレを含みます
ただの復讐劇なのかなと思いきやそれだけじゃない。
西の心の変化もすごく印象的だった。
佳子を抱きしめたとき、この先の展開は読めなかったが、結末には思わず声が出てしまった。
そして最後の電話のシーンには鳥肌。
そう、本当に悪い奴は表に顔を出さない。
恐ろしさを感じる。
そして最後の締めかたは2、3度見返したぐらい好きなシーン。
アメリカンニューシネマのような雰囲気があった作品だった。
冒頭の結婚式でのシーンがゴッドファーザーにも影響を与えたと言われていて、改めて黒澤作品の偉大さを痛感した。
素晴らしい作品。